☆★☆★ 北の零年 ★☆★☆

刀を捨てたサムライ
  夢を信じる事が 最後の武器だった


日本が大きく変わった明治維新。幕藩体制は終わりを告げ、四国淡路島に暮らしていた稲田家主従は明治政府から北海道への移住を命じられる。明治4年、半月に及ぶ船旅の末、第一次移民団546名は北海道・静内に辿り着いた。移民団の一人・小松原志乃は、先遣隊としてすでに開墾に従事していた夫の英明と再会する。英明を中心に、この地に新たな自分たちの国を作るため開墾に挑む稲田家の人々。しかし過酷な自然は作物の成長を妨げ、第二次移民団を乗せた船が難破するという事故も発生。皆の失いかけた希望を取り戻そうと、最新の農業技術を学ぶために英明は札幌へ旅立つ。夫の帰りをひたすらに待つ志乃と娘・多恵の願いも虚しく、英明はその後消息を絶ってしまう。そして5年後、苦難
の末に馬の牧場経営に成功し、多恵と平和な日々を送っていた志乃の前に、英明がある使命を持って現れる。そこには、更なる波乱のドラマが待っていた・・・・・。