★☆★☆ フライ,ダディ,フライ ★☆★☆

傷ついた娘のために立ち上がった”おっさん”と
  彼を鍛えるハメになった”高校生”


 高校生・朴舜臣(パク スンシン)がおっさん・鈴木一(スズキ ハジメ)と出会ったのは、夏休みの前日、終業式の日。おっさんは、自分の娘を傷つけた石原がいる高校に包丁を持って乗り込んだ!…はずだった。校門前「石原を出せぇ!!」の声もむなしく、その高校の生徒・スンシンに一発でのされ、気絶してしまう。そして、目を覚ましたおっさんは乗り込む高校を間違えたことを知る。おっさんが自分の情けなさにうちのめされながら事情を話していく…。
 話を聞いた、スンシンの仲間たち“ゾンビーズ”は、石原に一泡吹かせるある計画を思い付く!ひと夏、おっさんを特訓して、石原と対決させるのだ!鈴木さんの教育係はスンシン。こうして、高校生たちとおっさんの奇妙な夏休みがはじまった。
 スンシンの特訓は、走らせ、木に登らせ、階段を駆け上がらせるシンプルなもの。走れない、登れない、上がれない鈴木さん。それでも、次の日も次の日もやってくる鈴木さん。
 鈴木さんの本気にスンシンもやる気になってきた。そしてまた、年齢も環境も違う2人の特訓の日々が続いていく。弱音も特訓もどんどんどんどん繰り返され、少しづつ近づいていく2人。走れるようになり、階段も上がれるようになり、木にも登れるようになり、スンシンと笑いあうようになった。
特訓が終わりに近づいていく…。
 そして、決戦の日を迎えた。石原の高校に乗り込むゾンビーズたち、決戦の舞台は始業式の校庭、不適に笑う石原、覚悟を決めた鈴木さん、緊張と興奮が最高潮に達したとき、決戦のゴングが鳴った。
「飛べ、おっさん、飛べ!!」