| ☆★☆★ ポーラー・エクスプレス ★☆★☆ | ||||
クリスマスイブの夜、少年はベッドの中でじっと耳をそばだてていた…。聞こえるかもしれないサンタのソリの鈴の音を待ちながら。でも、鈴の音は聞こえない。真夜中まであと5分―。時計の針が11時55分を指した、その時だ。少年は突然の轟音を耳にした。思わずベッドから跳ね起き、窓辺に駆け寄ると、そこには信じられない光景が!降りしきる雪の中、サーチライトを夜空に向け、もうもうと白い煙をあげながら、黒光りする巨大な蒸気機関車がこちらに向かって近づいてくるのだ。その機関車は、少年の家の前まで来ると、ぴたりと停まった。パジャマのまま表に飛び出した少年を待っていたかのように、車掌が問いかけた。 「キミも、一緒に来るかい?」 北極点行きの急行「ポーラー・エクスプレス」。車掌はそう言った |
|
|||
| が、目の前の出来事も、車掌の言っていることも、すぐには信じられない。早く乗車するようにとすすめられても、まだ迷っていた。「乗客者名簿にはキミの名前が載っているけど、キミの好きにすればいいさ」車掌の一言を残して動きだした汽車に、少年は飛び乗った。車内にいた大勢の仲間たちと一緒に、そのとき、少年の旅が始まった―!知ったかぶりをする男の子、何かを言いかけてはやめてしまう女の子。最後に乗り込んできた男の子は、ずっと黙り込んだままだ。そして少年は、いまだに自分の身に起こっていることが信じられずにいた。それぞれの思いを乗せて、ポーラー・エクスプレスが走る!期待に胸を弾ませている仲間たちも、汽車の行き先が気になる少年も、その先に何が待っているのかは、想像もつかなかったけれど…! | ||||