★☆★☆ バタフライ・エフェクト  ☆★☆★

きみを救うため、ぼくは何度でも過去に戻る。

 エヴァンは、ごく普通の少年だった…時折、記憶を喪失“ブラックアウト”してしまうことを除いて。精神科の医師は彼に、治療のために毎日、日記をつけることをすすめる。やがて時は過ぎ、記憶が失われることの多かった日々はすっかり過去のものとなっていた。そんなある日、大学生になったエヴァンは、7歳の頃からつけていた日記を見つける。その日記を紐解いたとき、いつしか彼の意識は日記を書いた当日の陽光の中にあった。忘れていた、ある出来事が鮮烈に蘇る。幼馴染みの少女ケイリー…そしてエヴァンと彼女が引き裂かれることになった決定的な理由。“君を迎えに来る”…かつてその約束を果たせなかったエヴァンは彼女への思いゆえ、ある選択をする。それが取り返しのつかない新たな状況を引き起こすとは夢にも思わずに…。