☆★☆★☆ アビエイター ☆★☆★☆

彼には見える。すべての夢がかなう世界が。

  ハワード・ヒューズは急死した父親の石油掘削機の事業を引き継ぎ、わずか18歳で大富豪の仲間入りを果たすと、会社経営を有能な部下に任せ、映画製作に没頭する。24歳の時には、空軍のパイロットを描いた一大叙事詩「地獄の天使」を自ら監督する。完璧主義者のハワードは、空軍並みの飛行機を買い集め、一流のエンジニアや気象学者まで雇い、あらゆる技術を駆使して、リアルな戦闘場面の撮影に成功する。やがて完成した作品は大ヒットを記録、ハワードは一夜にしてハリウッドの名士となる。まもなくハワードは、どこへ行ってもカメラのフラッシュに追いかけられる有名女優、キャサリン・ヘップバーンと恋におちる。ハワードは、自分の前では無邪気な少女のような素顔を見せるキャサリンにたちまち惹かれていく。
 キャサリンの方も、ハワードの鋼のような強さの奥に隠された傷つきやすい心を知り、彼への愛を深めていく。次々とヒット作を世に送り出し、ハリウッドでの成功という夢を叶え、人生の絶頂期を謳歌するかに見えたハワードだったが、世界最速の飛行機を作り出したいというもう一つの夢にのめりこみすぎた時、何かが狂い始める。突然別れを宣言するキャサリン、ハリウッド一の美女エヴァ・ガードナーとの出会い、航空会社の買収、国際線を独占する大手航空会社のトップとの闘い、生死の境をさまよう大事故…波乱に満ちた運命の中で、数々の栄光を手に入れた男が、本当にほしかったものとは?